半坪ビオトープの日記


好文亭の塗縁から東を眺めると、大きな左近の桜の木の陰に梅まつりの本部が見える。左には梅林がわずかに見える。

見晴広場にある左近の桜は、仁孝天皇皇女登美子が斉昭に降嫁した際、京都御所紫宸殿から植えられたものだが、後に枯死したため昭和38年にあらためて同じ左近の桜の根分けをして貰い受け、樹齢50年ほどになるが堂々たる巨木に育っている。

見晴広場の北から北西にかけて広大な梅園がある。約100品種、3000本の梅の木があり、全国でも有数の梅の名所として知られる。

早咲き(探梅)、中咲き(賞梅)、遅咲き(送梅)と開花期が正月前から彼岸過ぎまで長期にわたり観梅できる。

「烈公梅」「江南所無」「柳川しだれ」などの水戸の六名木のほか種類が多くあり、名札がなければ名は分からない。この白梅は「田毎の月」である。