半坪ビオトープの日記


昨晩の春一番で急に暖かくなり、夜明け頃「ケロロロロ、ケロロ」というヤマアカガエルの鳴き声がかすかに聞こえた。空耳かと思ったが、7時過ぎにビオトープを見るとすでに卵塊があった。
去年も3月11日の春一番の後すぐに鳴きだしたが、産卵は3月下旬と3週間ばかり間をあけて4月17日の二回だった。つまりメスの冬眠明けがかなり遅かったわけだ。
ところが今回はほぼ同時に起きだしている。おまけに直径12cmほどに膨らんだ卵塊の左に直径4cmほどの卵塊らしきものがあった。時間がたつと膨れてきたので産卵直後の卵塊だったことがわかった。
卵塊を守っていた赤い親ガエルには、去年の11月16日に瀕死で見つかったカエルと同じ腰の傷があるのでオスと思われる。肢に緑の藻が付いているので水中で冬眠したことがわかる。
水の中でごそごそ隠れていくカエルは白っぽかった。オスメスの内訳は分からないが、3年目以上の親ガエルが少なくても3匹はいて、そのすべてが2世と思われる。ともかく、こんな小さなビオトープで5年も連続して産卵するとは驚きである。