半坪ビオトープの日記


一般にポピーといわれて出回っている花は、ケシ属のアイスランド・ポピー(Papaver nudicaule) であり、ヒナゲシ虞美人草)、オリエンタル・ポピー(オニゲシ)に比べて開花が早く、花期は3月から5月とされる。
別名がシベリアヒナゲシというように、シベリアおよび北ヨーロッパに分布する。ほぼ無茎の多年草だが、夏季、高温多湿となる日本では株の夏越しが難しいため、一年草として扱う。
葉は根出してロゼットをつくり、有柄で羽状に切れる。春に30cmほどの花茎を伸ばし、径8cmほどの薄紙でできたような可憐な花を咲かす。花色は、白、黄、橙、赤が基本で、ほかに桃、黄橙などがある。風にそよぐ様子はまことに微笑ましい。