半坪ビオトープの日記


冬から春にかけて長く鉢植えで好まれているこの花は、セネキオ属のシネラリア(Senecio × hybridus) という。カナリア諸島原産のクルエンツス(S. cruentus) を親として200年以上も改良が重ねられて多くの品種がある。
赤、青、紫、桃、白を基本に多くの花色があり、蛇の目、八重、大輪など変化に富む。特に日本で改良された「東京ダルマ」は、蛇の目入りで花つきがよく、海外でも人気がある。
シネラリア(cineraria) とは、英名そのままだが、明治初期に渡来して以来、和名としては、フキザクラ、キクブキ、牧野富太郎のフウキギクがあったがいずれも定着しなかった。また、シネラリアの名は縁起が悪いとサイネリアの名で呼ぶことも多い。