半坪ビオトープの日記

琴平、讃岐うどん


松山道をひたすら東進して香川県に戻り、金刀比羅宮に向かって、琴平の町で早めの昼食にした。JR琴平駅前から参道を進むと、すぐ右手に金刀比羅宮の北神苑があり、大きな御神木が枝を広げている。北神苑には他にも一里塚旧趾や琴平街道の起点石、並び灯籠などがある。

神苑内には大きな高灯籠が建っている。万延元年(1860)建立の日本一高い木造灯籠で、高さは28mを誇る。かつては瀬戸内海を航行する船舶からも見え、船人が金毘羅さんを拝む目標灯にもなっていたという。中は3階建てになっていて昔の人逹の落書きがいっぱい書かれているというが、今は中に入ることはできない。

神苑のすぐ先には大きな鳥居が建っている。これは大宮橋から北神苑を振り返って見たところ。

鳥居の先の大宮橋から金倉川の上流を眺めると、赤い玄孝橋が見える。その先にもいくつも橋が架かっている。琴平の町の一番南には神事場のある南神苑があり、金倉川には鞘橋が架かっている。鞘橋は橋柱がなく屋根のあるとても珍しい橋で、例大祭などの神事のみに使われるという。

大宮橋を渡って参道を左に曲がると、右手に象頭山(538m)が見える。左の山麓金刀比羅宮が鎮座している。象頭山とは、琴平街道から眺めた山容が象の頭を思わせることから付けられたという。瀬戸内海国立公園、名勝、天然記念物に指定されている。右に連なる山頂部の一番高いところは、大麻山(616m)という。

参道の両側には旅館や土産物屋が多くなり、うどん学校や参拝シャトルバス乗り場などもある。この先には金刀比羅宮に上る長い石段が続くが、ともかく讃岐うどん屋を探そう。

予定していた「おがわうどん」が休みだったので、門前町を散策がてらぶらぶらする。こちらは醤油うどんが名物の「こんぴらうどん」の北店である。

この「足湯カフェゆうび庵」は、一風変わったセルフうどん店である。

結局選んだのは、昔から続いていそうな土産物屋も兼ねた大きな店構えの「将八うどん」である。

店長オススメの「天しょうゆうどん」は、とにかくコシの強い極太麺で、とても食べ応えがあった。途中からゆず酢をかけると、味が変わってまた楽しめる。

「しょうちくうどん」はその名の通り、しょうゆうどんにちくわの天ぷらが乗っている。かきあげが乗る「しょうかきうどん」ともども、これで500円そこそことは安くて助かるが、讃岐うどんの味も十分満足できてよかった。