半坪ビオトープの日記

喜多方ラーメン


喜多方市(合併前の旧喜多方市)では、人口約37,000人に対し130軒ほどのラーメン店があり、人口比では日本一といわれた。札幌ラーメン、博多ラーメンと並んで日本三大ラーメンの一つに数えられている。

喜多方ラーメンは、昭和の初期に市内ラーメン店「源来軒」の藩欽星が、中華麺に近い「支那そば」を打ち、屋台を引いたのが原点となっている。源来軒から継承者が増えて、市内の多くの「食堂」が支那そばを出すようになったので、今でも「○○食堂」という屋号の店が多い。喜多方ラーメンは、基本的には醤油味のスープがベースで、麺は太目の平打ち縮れ麺を使う場合が多いが、今では千差万別となっている。
喜多方の中高年層では、「そば」といえばラーメンのことを指す場合が多いが、この地域は「蕎麦」の産地でもあるため、ラーメンのことを指す場合には「支那そば」と区別して呼ぶことも多い。

この「朝昼夜」では、スープは鶏ガラと北海道の根昆布のスープで、麺は細麺のてもみ麺である。自慢の「ひまわりラーメン」は、チャーシューメンとネギラーメンを一つにしたもので、チャーシューを花びらに見立て、真中には日高昆布の佃煮をのせている。

喜多方のラーメン店の中には、ミニラーメンを食べさせる店や、ラーメン一杯を多人数でも食べさせてくれる店がいくつもあるのが面白い。
こちらが普通のネギラーメンで、ネギの香りが芳しく、これでも十分美味しく食べられる。