半坪ビオトープの日記


立谷川を挟んで山寺の向いの山里に山寺芭蕉記念館がある。芭蕉が山寺を訪れてから300年目の平成元年に建てられた。
常設展示として芭蕉の真蹟や関連資料で芭蕉の生涯をたどるとしている。「はるもやゝ」発句画賛(芭蕉筆、森川許六画)、「世にふるも」句文懐紙(芭蕉筆)や池大雅の絵画なども展示されている。

隣接して山寺風雅の国がある。食事処や土産物屋、古民家ギャラリー「草木染館」もあるが、高台にあるので山寺駅から歩いて上るのはきついかもしれない。

庭にショウジョウバカマ(Heloniopsis orientalis) が咲いていた。日本全土の湿り気のある山野に自生している。ロゼット状の葉と紅紫色の花とショウジョウバカマの特徴をよく示している。

こちらはショウジョウバカマの白花種である。

山寺門前の通りで見かけたこの花は淡紅色であり、このようにショウジョウバカマの花色には変化が多い。

山寺を離れて麓から振り返ると、立谷川の広い河原の土手に桜の花が満開に咲いていた。山寺方面には面白山の山並みが見える。山並みは県境で、向こう側はこれから向かう宮城県になる。