半坪ビオトープの日記


台北で最も大きく有名な夜市は、市北部の士林夜市であるという。夕方訪れると、すでに地元の人や観光客でごった返していた。

雑貨や衣料品の店もあるが、やはり臭豆腐、香腸、麺線、米粉湯、胡椒餅など歩きながら食べられる物を売る店が見ものだ。惣菜屋の店先にも煮物がびっしりと並べられていた。

士林を代表する古刹とされる慈誠宮は、士林媽祖廟ともいわれ、この門前が士林夜市発祥の地という。

最も長い行列は、福州名物料理の胡椒餅の店だった。粗挽肉とネギをたっぷり詰め込んだ肉まんを、筒型の炉の内側に貼り付けてしっかりと焼く。
その焼き時間が長くて長い行列ができるのだと、たっぷり待たされた後でわかった。待ったかいがあったか、胡椒餅は胡椒が効いていて味わい深かった。