半坪ビオトープの日記

ベロペロネ

赤褐色から淡緑色のうろこ状の苞の姿がエビの背中に似ているので、コエビソウ(小海老草)と呼ばれているこの花は、キツネノマゴ科のベロペロネ属のグッタタ(Beloperone guttata) という。
メキシコ原産の常緑低木で高さは1mほどになる。属名は、ギリシア語 belos (矢)と perone(留め金・帯)に由来し、葯の形にちなむ。
花は穂状花序となって垂れ下がり、白色筒状の花冠は苞の中から突き出し、上下に唇状に分かれる。花期は6月から7月。特異な形状から好まれ、越冬もするので地植えのほか鉢植えでも栽培される。