半坪ビオトープの日記


大温室のメインは熱帯の花木室だが、まだ冬だったのでやはり咲いている花の種類は心持ち少ない。最初に眼についたのは、温室でよく見かけるゴクラクチョウカ(極楽鳥花、Strelitzia reginae) 。南アフリカ原産の常緑多年草で、花の形がユニークで切り花にもよく使われる。英名は、king of paradise flower という。

こちらの赤紫色の花は、マメ科バウヒニア(ハカマカズラ)属のムラサキソシンカ(Bauhinia purpurea)という。
中国南部および東南アジア原産の常緑高木で、高さは6〜10mほどになる。英名は、Orchid tree 、中国名は、羊蹄木という。葉の先端に切れ込みがあり、羊の蹄の形に似ることに因む。

こちらの赤い花は、アフェランドラ・シンクレリアナ(Aphelandra sinclairiana)といい、英名は特にない。
中央アメリカのコスタリカニカラグアパナマ原産の高さ3mほどになる常緑小低木。キツネノマゴ科特有の特異な形の花穂で、朱色の苞に濃いピンク色の鮮やかな花を咲かせる。

こちらもキツネノマゴ科の花で、パキスタキス属のコッキネア(Pachystachys coccinea)という。和名は、ベニサンゴバナといい、緑の苞の間から真っ赤な花を咲かせる。
熱帯アメリカおよび西インド諸島原産の常緑低木で、高さは2mほどになる。パキスタキス属では、黄色の苞から白い花を咲かせるルテア(P. lutea)がよく見られる。