半坪ビオトープの日記

センペルビブム・モンタヌム

岩場の最高点にはケルンが積んである。後ろを振り返るとモンブランの近くの雲は少なくなっている。エギーユ・デュ・ミディからの展望も絶好であろうと思われる。
右上の花は、センペルビブム・モンタヌム(Sempervivum montanum)。ベンケイソウ科のクモノバンダイソウ属は、ヨーロッパからコーカサス、トルコ、アフリカのアトラス山脈などに分布し、地理的変異が著しい。
属名の Sempervivum とは、Semper 常に vivum 生きている の意に由来し、丈夫な性質に因んでいる。葉は球形のロゼットを密生させ、直立する茎の先に咲く赤や黄色の花も美しく、園芸用としても人気がある。
種名の montanum とは、山の という意味で、アルプスに広く分布する。