半坪ビオトープの日記

セネキオ・ドロニクム

ようやく最初の岩場にとりかかる。プランプラの頭(2219m)のすぐ下だ。道端に咲いている花が太陽の光に照らされてピンクに輝いていた。
マツムシソウ科のクナウティア・ディプサキフォリア(Knautia dipsacifolia)だ。マツムシソウ属(Scabiosa)に似ているが、葉は細かく羽状に全裂してはいない。
属名 Knautia は、ドイツの植物学者クナウト(Knaut 1654-1716) に因む。このディプサキフォリアはアルプスをはじめヨーロッパに広く分布する。
右上の花は、セネキオ・ドロニクム(Senecio doronicum)。セネキオ属は顕花植物の中で最も大きな属のひとつで、世界各地に約2000種が分布する。
セネキオ属の園芸品種としては、サイネリア(シネラリア S.xhybridus) や、シロタエギク(S. bicolor) などがある。