半坪ビオトープの日記


紅色の美しいこの花は、ベンケイソウ科タキツス属のペルス(Tacitus bellus) という。属名は、「ひそかな」の意のラテン語で、その扁平なロゼットが目につきにくいことにちなむというが、はっきりしない。

メキシコ北部のチワワ州で1972年に発見された多肉質の多年草で、1属1種の単型属である。葉は微突頭の倒卵形で、らせん状に密につき、小じんまりしたロゼットを作る。

花径約3cmの星形の5弁花を円錐花序に咲かす。1花は数日間咲き続ける。いくつかの園芸品種があり、以前に取り上げたときの深紅色の花も参考に再掲しておく。