半坪ビオトープの日記


一般にカネノナルキ(金のなる木)と俗称されるこの花は、ベンケイソウ科クラッスラ属のポルツラケア(Crassula portulacea) という。属名は、ラテン語 crassus(厚い)の指小語で多肉の茎葉をもつことにちなむ。
和名は、フチベニベンケイ(縁紅弁慶)といい、葉の縁が紅色になることにちなむ。英名は、dollar plant といい、硬貨に似る葉にちなむ。
日本には昭和初期に渡来し、園芸上は「花月」といい、黄色の斑入り種など多くの園芸品種がある。南アフリカ原産で、高さは2mにもなる。
新芽に5円硬貨を差し込み、木に金がなるようにそのまま成長させて縁起物風に販売したため、「金のなる木」や「成金草」などと呼ばれるようになった。もっぱら観葉植物であるが、小さな星型の花も意外とかわいい。