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細く伸びる枝先に白く雪が降り積もったように咲くこの花は、バラ科シモツケ属のユキヤナギ（雪柳、Spiraea thunbergii) という。スピラエアという属名は、ギリシア語 speira（花輪）に由来し、花輪をつくるのに用いられたことにちなむ。
関東以西の日本および中国に自生する落葉低木で、高さ２ｍほどになる。枝は細くよく分枝し、３月から４月にかけて、花径１ｃｍの小花をびっしりと咲かす。庭や公園の植え込みでよく見かける、親しみ深い花である。
下の花は、ピンクユキヤナギといい、蕾や花弁の裏側が赤みを帯びて美しい。フジノ・ピンキー＝'Fujino Pinky' という園芸品種がよく出回っている。