半坪ビオトープの日記


一般にナノハナとかナタネと呼ばれているのは、アブラナ科アブラナ属のアブラナで、学名は、ブラッシカ属のラパ(Brassica rapa) という。属名は、キャベツを意味する古いラテン語名に由来するという。
ラパはヨーロッパ原産の一年草または二年草で、はなはだ変異に富み、カブ、ハクサイ、アブラナ、パクチョイ、チンゲンサイ、ターツァイ、ミズナ、コマツナなどの野菜の原種である。
アブラナ(ナノハナ)は、チリメンハクサイから分離されたといわれるが詳細は不明である。カラシナ、タカナを除くツケナ(漬菜)としては古くから知られ、「古事記」に「菘菜はあおなと訓むべし」とあるのがツケナといわれる。
「菜の花や月は東に日は西に」(蕪村)の句が有名なごとく、昔から食用や灯火用の菜種油をとるために畑によく植えられていた。