半坪ビオトープの日記


一般にナスタチウムと呼ばれているのは、ノウゼンハレン科ノウゼンハレン属のノウゼンハレン(凌霄葉蓮、Tropaeolum majus) といい、別名はキンレンカ金蓮花)という。トロパエオルムという属名は、ギリシア語 tropaion 、ラテン語 tropaeum(トロフィー、戦勝記念品)に由来し、戦場で木の幹に相手の槍を突き刺し、血痕のついた兜と盾をかけた様子を、花と葉になぞらえたことにちなむ。種名のマユスは「大きい」の意である。
ペルー、コロンビア原産の一・二年草で、葉は円形の盾形、花径は6cmほどである。花期は4〜6月、9〜10月とかなり長い。
ヨーロッパに伝わってから300年以上も栽培される間に多くの園芸品種が作出されてきた。ナスタチウムと通称されるが、Nasturtium とは本来はオランダガラシ(クレソン)属の学名である。
葉も花も食用になるが、葉の味がクレソンに似ているため、英名は garden nasturtium という。
丸い葉と鮮やかな花は食卓をいつでも飾れるので、赤と黄の株をそろえておくとかなり楽しめる。