半坪ビオトープの日記

アマルクリヌム

マリリスに似た淡桃色のこの花は、アマリリスとクリヌムの交雑で作られた人工属であるアマルクリヌム属の花であり、ハワーディー(×Amarcrinum howardii) という園芸品種である。詳しくはアマリリス属のホンアマリリス(Amaryllis belladonnna) とクリヌム属のムーレイ(Crinum moorei) との属間雑種である。どちらも淡桃色である。
クリヌム属の和名はハマオモト属でどれも常緑の葉をもつ。ハマオモト(浜万年青)といえば通称のハマユウ(浜木綿)の方が有名であるが。
一般にアマリリスの名で市販されている花はどれも実はヒッペアストルム属(Hippeastrum) の園芸品種であり、常緑で花期に葉がある。ところがアマリリス属のホンアマリリスは開花時にリコリス(例えばヒガンバナ)と同じく葉がなく花弁はかなり反り返っている。
そしてこのアマルクリヌムは、クリヌムと同じく常緑で、晩夏または秋に高さ60〜90cmの花茎の頂端にすらっと細長い花を8〜12個散形状に咲かす。