半坪ビオトープの日記


桃色の美しい花は、ヒガンバナ科ゼフィランテス属のグランディフロラ(Zephyranthes grandiflora) あるいは、カリナタ(Z. carinata) という。一般には、ゼフィランサスともサフランモドキとも呼ばれる。

葉は幅7mmの扁平で、基部は紅色を帯びる。春から秋にかけて1鱗茎から7〜10個の葉を出す。花径6cmで、花期は6〜10月、半耐寒性の球根植物で育てやすい。

ジャマイカキューバ、メキシコ、グアテマラ原産で、1824年に発見され1845年ごろ日本に渡来した。桃色が基本だが、濃桃色や薄桃色の品種もある。

こちらの白い花は、同属のタマスダレ(玉簾、Z. candida) という。属名の和名がタマスダレ属というように、この属の代表で、1871年ごろ日本に渡来した。
花期は7〜9月、耐寒性が強く丈夫である。ゼフィランサスが横向きに咲くのに対し、こちらは上向きに咲く。