半坪ビオトープの日記


毎年見かける風変わりなこの花は、ゴマノハグサ科ラッセリア属のエクイセティフォルミス(Russelia equisetiformis)という。種小名は「トクサのような」の意で茎の様子にちなむ。
園芸上は、ラッセリアと属名で呼ぶことが多く、別名は、ファイアークラッカーという。英名は、coral plant あるいは fountain bush という。和名は、ハナチョウジ(花丁子)で、花の形がハーブのクローブにするチョウジに似ていることによる。

メキシコ原産の常緑小低木で、葉は鱗片状に退化してほとんど見えず、よく分枝する茎は下垂する。そのため、行燈仕立てか吊り鉢に向く。
長さ3cm弱の筒状の花は、橙赤色が一般的だが、ピンクや白色もあるという。花期は周年とされるが、やはり6〜10月によく咲く。