半坪ビオトープの日記

マドリード、ソフィア王妃芸術センター、ランチ

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スペイン高速鉄道、アベ(AVE)

首都マドリードを中心にバルセロナセビリアバレンシア、マラガなどを結ぶスペイン高速鉄道は、アベ(AVE)と呼ばれる。日本の新幹線のように時速約300kmで走るが、グラナダが含まれていないのが残念だ。マラガからマドリードまで3時間弱で走る。

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ソフィア王妃芸術センター

マドリードに着いてすぐ、ソフィア王妃芸術センターに入る。ファン・カルロス1世の王妃ソフィアに因んで名付けられた美術館。ピカソの『ゲルニカ』を含む20世紀近現代美術を中心に展示している。

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サルバドール・ダリ(Salvador Dalí)の『静物Natura morta)』

こちらの絵は、サルバドール・ダリ(Salvador Dalí)の『静物Natura morta)』(1926)。ダリの世界は難しい。

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ファン・グリス(Juan Gris)の『ギターとフルーツボウル(Guitare et compotier)』

こちらの絵は、ファン・グリスJuan Gris)の『ギターとフルーツボウル(Guitare et compotier)』(1927)。

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ジョアン・ミロの『炎の翼の笑顔』

こちらの絵は、ジョアン・ミロJoan Miró)の『炎の翼の笑顔(La sonrise de alas flameantes)』(1953)。

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カンジンスキーの『真ん中の円』

こちらの絵は、カンジンスキー(Vassily Kandinsky)の『真ん中の円(Mitten Kreise)』(1932)。

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カンジンスキーの『アセントリック』

こちらの絵は、カンジンスキー(Vassily Kandinsky)の『アセントリック(Azentrales)』(1924)。アセントリックが難解だが、英語でAcentricとは、「中心のない」という意味らしい。

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ピカソの『ゲルニカ

この美術館は、ほとんどの絵が撮影可能だが、ピカソの『ゲルニカ』だけは撮影禁止なので、パンフのコピーを載せる。『ゲルニカ(Guernica)』は、スペイン内戦中の1937年に描いた絵画および壁画である。ドイツ空軍のコンドル軍団によってビスカヤ県のゲルニカが受けた都市無差別爆撃(ゲルニカ爆撃)を主題とする。スペイン内戦は、マヌエル・アサーニャ率いる共和国軍とフランシスコ・フランコを中心とする反乱軍が争った。パリに在住していたピカソは共和国政府を支持していたが、1937年4月26日のゲルニカ爆撃を知るとパリ万博で展示する壁画の主題に選んで制作を開始し、習作45枚の後、同年7月12日に万博会場で公開された。1939年3月末にフランコ独裁政権が誕生した。同年、アメリカの展覧会に出展後第二次世界大戦が勃発したためアメリカで作品は保管された。大戦後も時々ヨーロッパで展示されることはあっても、自由が確立するまでスペインに戻さないようにというピカソの意思が尊重された。しかし、1973年にピカソは死去し、フランコは1975年に死去し、1981年にようやくプラド美術館に運び込まれた。1992年にソフィア王妃芸術センターが開館すると、コレクションの目玉としてそこに移された。

ピカソは動物たちの象徴性、寓意性は認めたが、具体的な意味合いを説明することなく世を去った。壁画の解釈には諸説あるが、戦争の悲惨さを訴える反戦ヒューマニズムの象徴として高く評価されている。

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「RESTAURANTE Bodega de los Secretos(秘密のワイナリー)」

遅めの昼食のレストランは、マドリードの中心部、プラド美術館やソフィア王妃芸術センターからわずか5分の「RESTAURANTE Bodega de los Secretos(秘密のワイナリー)」。17世紀の洞窟の中で、前衛的な地中海料理を味わえる。

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3種のタルタルステーキ

こちらは、3種のタルタルステーキ(Trilogia del steak tartar)。トッピングがトリュフ、アンチョビ、わさびの3種である。3通りの洒落た味が楽しめる。

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アーティチョークのオーブン焼き

こちらは、アーティチョークのオーブン焼き(Flor de alcachofa)。意外と美味しい。

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メルルーサビルバオガリシア風仕上げ

こちらは、メルルーサビルバオガリシア風仕上げ(Merluza bilbogallega)。じゃがいもソースの上にメルルーサを乗せ、ビルバオ風のソースをかけ、ガリシア風に仕上げた。かなり手が込んでいる。

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アンコウのカタルーニャバレンシア風煮込み

こちらは、アンコウのカタルーニャバレンシア風煮込み(Suquet de rape)。アンコウとイカカタルーニャバレンシア地方で有名なソースで煮込み、アリオリソースを加えている。これも珍しい料理だ。

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子牛のハンバーガー・フォアグラ乗せ

こちらは、子牛のハンバーガー・フォアグラ乗せ。子牛のハンバーガーの上にフォアグラを乗せ、間にカラメリゼした玉ねぎを挟んでいる。ハンバーガーもフォアグラで豪華な味となっている。人気のある隠れ家風の洞窟レストランで、素敵なランチを楽しんだ。