セルビアのランチは、大聖堂の裏手、郵便局の角を左に回り込んだところにある、レストラン:ベリンシュ(Berrinche)を選んだ。スペイン料理には、生ハムに魚や肉を混ぜたクリームコロッケがあるが、これはアヒルとイベリコ豚のハムを使った、アヒルハムコロッケ(Croquetas de mousse de pato con jamón)。実に美味しい。
こちらのタパスは、サーモンロール。クリームチーズとエビが入っている。
こちらは牛肉のカレー風味煮込み。マッシュポテトの上に乗っている。
救済病院の南西、グアダルキビル川の東岸に、正十二角形の塔が建っている。かつては塔の上部が金色の陶器レンガで輝いていたため、黄金の塔(Torre del Oro)と呼ばれている。13世紀初めに川の通行を検問するため造られ、対岸にあった八角形の銀色の塔との間に鎖をかけて侵入船を防いでいた。現在は海洋博物館として、船の模型や海図などが展示されている。
スペインの中でも特にフラメンコの本場とされるセビリアには、フラメンコ舞踊博物館(Museo del Baile Flamenco)がある。フラメンコ界の大御所、クリスティーナ・オヨス(Cristina Hoyos)が設立した博物館。
1階はフラメンコのシアターで、こじんまりとしたステージを囲むように100席ほどの座席がある。2階はフラメンコの歴史と概要、フラメンコで着られる衣装や演奏に使用される楽器が展示してある。
3階はギャラリーのようになっていて、モダンなデザインのアートや楽器を見ることができる。
こちらはサン・イルデフォンソ教会(San Ildefonso)。聖イルデフォンソは、7世紀のトレドの大司教で、その後その地の守護聖人となった。「聖母マリアの純潔処女性」を記したことと、8世紀における異端との闘争で知られる。
フラメンコ博物館のすぐ北に、サン・イシドロ教会(Parroquia San Isidoro)がある。6〜7世紀にセビリアの大司教を務めた、イシドロ(イシドールス)を祀っているゴシック様式の教会である。マドリードにもサン・イシドロ教会があるが、そちらはIsidroと綴る12世紀の農民で、マドリードの守護聖人になった別人である。
このサンタ・マリア・デ・ヘスス修道院(Convento Santa Maria de Jesús)は、16世紀に建てられた。
主な祭壇画は、17世紀末にアセンブラクリストバルデ・グアディクスにより制作された。