半坪ビオトープの日記

カエル池のカエルたち


山口県の旅はまだ続くが、ここでカエル池のカエルたちのことを報告しておこう。
去年の10月初旬に福島県の山間で見つけたヤマアカガエル3匹は、春になっても一向に姿を見せないので、残念ながら既にカエル池から逃げてしまったようだ。
一方、去年の8月末に房総半島の岩井海岸で捕まえたツチガエルとヌマガエルは、冬眠から覚めて4月下旬からちらほら姿を見せるようになった。
このカエルは、背中にシワが多く見た目が可愛くないのでツチガエルである。

こちらの日陰にいるカエルもツチガエルであり、ツチガエルが2匹いることが確認できた。

10日後に見かけたこのカエルは、背中に白い背中線という筋が入っているのでヌマガエルである。

翌日カエル池で見つけたこのカエルは、小さなツチガエルである。

ところが、カエル池の隣の囲いのない庭にある小さな池に、小さなカエルがいるのも見つけた。いつの日かカエル池から脱走してうろつきまわったあげく、唯一の水場である小さな池を見つけて隠れていたと思われる。なんとか捕まえてカエル池に放した。それも小さなツチガエルであった。

その翌日、カエル池で見かけたのは背中線のあるヌマガエルである。背中線の色はやや不鮮明なので、二日前に見たヌマガエルとは違うようだ。

ところが今度は、隣の囲いのない庭の脇に置いてあった大きな火鉢の中に別のヌマガエルがいるのを見つけた。高さ35cmもある火鉢から水の匂いが漏れ出ているのを感じ取り、必死で飛び込んだのだろう。たまたま藻の上に乗っていたが、ここには餌はない。

カエル池に戻して背中線を見ると白く目立つ。こちらは二日前に見たヌマガエルと同じだろう。

ところがその翌日、またもや隣の囲いのない庭にある小さな池に同じ背中線の白いヌマガエルを見つけた。カエル池はしっかり囲ってあり、出入り口や排水溝辺りにも網を張っているので、なかなか出られないはずと思っていたが、よく点検してみたら網の裾が緩んで下が空いていた。板で囲いなおし、すき間を土で埋めた。

これで脱走はなくなったと思ったが、翌日またもや隣の囲いのない庭にある小さな池にツチガエルを見つけた。これまでのカエルより一回り大きく約3cmもあるツチガエルなので、前日までに脱走していたカエルと思われる。このカエルもカエル池に戻した。
出入りがややこしいが、ともかく今の所、ツチガエル3匹とヌマガエルが2匹、合計5匹のカエルが確認されたことになる。