半坪ビオトープの日記

オタマジャクシからカエルへ


オタマジャクシは茹でホウレン草をよく食べる。イモリの餌にしている赤虫(ユスリカの幼虫)をあげてみたが食べないようだ。

孵化を始めてから約3週間経った。42匹数えられたうち、ほとんどは大きく育っているのだが、5匹は小さいままで発育不良だ。

オタマジャクシは日に日に大きくなって、何やら背中に斑紋が現れてきたように見える。

庭にある小さな火鉢にもオタマジャクシが2匹だけ認められた。ここにも同じように30個ほど卵を分けたはずなのだが、何かに食べられてしまったのだろうか。見た目には小さなモノアラガイしか生き物は見つからない。

この日、水槽には41匹のオタマジャクシが数えられた。孵化から6週間経って、数匹のオタマにようやく足が生え出てきたようだ。

カエル池で久しぶりにツチガエルを見つけた。約一坪のカエル池には大きな池があり、その周りは草がびっしりと茂っていて、餌になるような生き物はダンゴムシとアリぐらいしか見当たらない。ワラジムシもいるはずだが、いつも物陰に隠れている。夜になって出てくる餌をカエルは探しまわると思われる。

ようやく半分以上のオタマジャクシに足が生えてきた。

足が生え出てきてから1週間で、手も生え出てきたオタマがいる。そろそろ上陸し始めそうなので、這い上がれるようにと不要となった木ベラを浮かべておくことにした。

雨の日を1日挟んだ翌朝見た所、水槽の底にすでに溺れ死んでしまったカエルの死骸を2つ見つけた。木ベラには上がれるはずなのだが残念だ。そこで手足がすっかり生えているオタマを7匹、手足が揃いそうなオタマを6匹、カエル池の大きな池に放した。もうすぐカエルの1年生(亜成体)となるはずだ。

小さな火鉢で育っていたオタマジャクシも2匹捕まえて、水槽に移した。

スイレンの花が咲くカエル池の手前側にツチガエルがいた。先ほど放したカエルの子が、ツチガエルの餌とならずに何匹育つか、またこの池に居着くか、その姿を見かけることを楽しみに待ちたい。