半坪ビオトープの日記

天元台高原


9月下旬に山形県西吾妻山に登り、米沢周辺を見て回った。福島飯坂ICから米沢を経由して南下し、白布温泉からロープウェイに乗って天元台に向う。

全市町村に温泉が湧く温泉王国、山形。県南に位置する米沢には、個性的な名湯・秘湯が集まり米沢八湯がある。その一つ白布温泉は、奥州三高湯の一つとして開湯700年を誇る。その湯元(920m)から標高1,350mの天元台高原駅まで5分で上る。

天元台高原にはロッジやペンション村があり、夏には芝を滑るグラススキー、初夏から秋にかけてはリフトを使ったトレッキング、秋には紅葉、冬から春にかけてはスキーやスノーボードと、一年中スポーツを中心にいろいろ楽しむことができる高原である。

駅前には天元台神社がある。ウィンターシーズンオープンには冬山安全祈願祭が執り行われるという。

高原には幸福の鐘があり、ほかにも希望の鐘、安全の鐘と併せて三つの鐘がある。

高原からは、しらかばリフト、しゃくなげリフト、つがもりリフトと、3本のリフトが連なっている。

草原にはエゾリンドウ(Gentiana triflora var. japonica)が咲いていた。北海道と本州の近畿地方以北の山地帯〜亜高山帯に生える多年草で、高さは30~80cmになる。よく似たオヤマリンドウは茎の先端だけに花がつくが、エゾリンドウは茎の先や葉の腋にもつく。

リフトを乗り継いで終点の北望台(1,820m)まで上がると、西吾妻山に登るのもかなり楽となる。