半坪ビオトープの日記

大函、層雲峡温泉


こちらの黄色の華やかな花は、キク科キオン属のハンゴンソウ(Senecio cannabifolius)である。北海道と本州の中部地方以北の山地に生える多年草で、高さは1〜2mになる。花はキオンに似ているが、葉が羽状に3〜7深裂しているのですぐ区別できる。

こちらの細長い花は、エゾタツナミソウ(Scutellaria pekinensis var. ussuriensis)という。北海道と本州の近畿地方以北の山地に生える多年草で、北海道に多い。高さは10~25cmになる。花は青紫色の唇形で、付け根に小さな葉のような苞葉がある。

銀河の滝は、120mの断崖から糸を引くように優美な姿で流れ落ちる滝である。

右の流星の滝は、90mの断崖を一気に流れ落ちる豪快な滝である。二つの滝がある断崖絶壁は、「天城岩」や「羽衣岩」「神削壁」などがある「小函」として層雲峡最大の観光名所であったが、崩落事故が多発したため銀河・流星の滝の先から完全閉鎖され、歩行者も含め一切の通行が禁止されている。

小函を迂回する銀河トンネル(3,388m)を抜け、さらに新大函トンネルを抜けると「大函」がある。柱状節理の巨大な岩壁が、屏風のように規則正しく並ぶ壮大な景観が目の前に広がる。

小函が通行止めの現在、層雲峡の渓谷美が最も素晴らしいという名所だそうだが、これだけでは何か物足りない。雲井の滝や天城岩も見たい気がする。

早めに温泉宿に着いたところ、どんよりした雲が一時晴れ上がって、目の前の山裾の彼方に大雪山の山々が垣間見えた。左の尖った山が明日上る予定の黒岳(1,984m)で、右の平たい山が桂月岳、次の丸い山が凌雲岳(2,125m)、その右のギザギザの山が上川岳と思われる。

天空露天風呂からは、層雲峡の柱状節理の岩壁が眺望できる。夜には、層雲峡花火を見ることができた。

こちらの展望浴場「黒岳」からも壮大な渓谷美を堪能できる。