半坪ビオトープの日記

日和田山


4月下旬に、埼玉県日高市にある日和田山と高麗聖天院周辺を、いつもの遊び仲間達と散策した。西武池袋線高麗駅で下車すると、駅前に天下大将軍・地下大将軍と書かれた赤い将軍標が建っている。チャンスンとも呼ばれる道祖神、村の境界標でもある。

ヒガンバナで有名な巾着田の入口、鹿台橋に向うと、切支丹禁制の板札が立つ台の高札場跡を通る。

そのすぐ先には水天の碑がある。天保年間(1830-44)に繰り返された旱魃、大洪水などの天災や水難事故を鎮めるために建立されたものである。

鹿台橋を渡って、長寿寺、九万八千神社の脇も通り抜けて行くと、やがて日和田山の登り口に着く。
小学生の遠足で人気の日和田山は、標高が305mしかないが、ゆっくり登っても40分位と中高年にも気楽なハイキングコースになっている。

金刀比羅神社の一の鳥居をくぐると、男坂と女坂の分岐点となる。

左の男坂を選んで進んで行くと、ヤマツツジがあちこちに咲いている。
小さな子供も岩の合間をすいすい登っていくが、想像していたよりも険しい岩道が続いていて驚く。

多少緊張しながら岩場を登りきると、二の鳥居の周りで多くの人が休んでいる。眼下に巾着田関東平野が見下ろせる。

鳥居からすぐに金刀比羅神社があるが、ちょっとお粗末な建物である。

宝篋印塔と三角点のある山頂もすぐそばにある。足腰に不安な者もいるので、下りは女坂を選んでゆっくり下った。