半坪ビオトープの日記

加波山普明神社、加波山神社


加波山三枝祇神社本宮、親宮は、この真壁側が中心信仰圏だが、加波山神社中宮)の中心信仰圏は、真壁とは反対側の石岡市(旧八郷町)側にあり、八郷のたばこ農家の信仰が篤く、そのため「たばこ神社」も建立している。
境内左奥に、加波山五社稲荷社がある。

裏手の登山道に繋がる参道には、山神の石碑や修験者達の石碑が立ち並んでいる。

その参道を出たところには鳥居があり、加波山神社本宮東口の社号票が立っている。

その加波山三枝祇神社から少し先に進むと、左側に明治34年(1901)に建てられた、加波山普明神社の拝殿がある。明治時代最後の仙人といわれた国安普明を祀る神社で、本殿は加波山中腹にある。もと加波山神社真壁拝殿で、隣接地に新拝殿ができたために旧拝殿が普明神社拝殿となった。境内左手前に、たばこ資料館がある。

普明神社の先に、平成16年に建立された加波山神社真壁拝殿がある。祭神は、国常立尊伊邪那岐尊伊邪那美尊である。

ただしこのきんぴかの社殿は、地元の人によって改築されたのではなく、神奈川県にある箱根大天狗山神社という宗教団体によって改築されたという。

筑波山と並ぶ筑波連邦の代表的な山である加波山(709m)は、霊感を感じさせる巨岩奇石が点在し、古来より修験道と天狗で知られる信仰の山である。
明治17年(1884)の加波山事件(栃木県令暗殺未遂事件)は、自由民権運動の一つとして日本の歴史に残る舞台ともなったが、山頂付近にはそのときの「旗立石」の碑があるそうだ。