半坪ビオトープの日記

八幡宮、白旗神社


舞殿の右奥に、下宮とも呼ばれる若宮がある。現在の若宮は、2代将軍徳川秀忠が着工し、3代家光の寛永3年(1626)に完成した。

拝殿から幣殿と本殿を連ねた権現造で、祭神は、仁徳天皇履中天皇、仲媛命、磐之媛命である。

若宮と直会殿との間の道を東に進み、赤い橋を渡ると右手に、由比郷鶴岡にある元八幡社を遥拝する石囲いがある。左の石は鶴亀石という。「水で石面を洗うと鶴亀の模様が現れる」と相模国風土記に記されている。

さらに進むと境内東隅に頼朝・実朝を祀る、黒漆塗極彩色の白旗神社がある。正治2年(1200)朝廷から「白旗大明神」の神号を賜り、北条政子により創建されたと伝えられている。元は上宮の西にあったもので、明治20年に移し、武衛殿とも呼ばれる。

白旗神社の参道の東側に、校倉造を模したコンクリート建ての鎌倉国宝館がある。
国宝の大覚禅師(蘭渓道隆)自賛像、大覚禅師墨蹟「法語規則」、当麻曼荼羅縁起などが展示されている。
特別展として「古都鎌倉と武家文化」が催されていた。

白旗神社の参道入口に建つ鳥居は石造である。鳥居の手前の東西の道は流鏑馬馬場となり、端には東鳥居と西鳥居がある。

建長寺から八幡宮に向かう道で、コカマキリを見つけた。普通褐色で、体長は45~60mm、前足の内側に黒い紋がある。

丸山稲荷脇から八幡宮へ入る石段で、トゲナナフシを見つけた。褐色の身体にトゲがあり、体長は55~68mmである。