半坪ビオトープの日記


先週、まだ満開の桜が咲いていた頃に、隅田公園に花見に出かけた。浅草駅前の吾妻橋交差点には懐かしい神谷バーが今でも建っている。
昔、業平橋で働いていた頃、日本初のバーであるこの神谷バーに時々寄ったものだが、名物のデンキブランはかなり強くて5杯は飲めなかったはずだ。
浅草名物の人力車は、乗り心地は分からないが、見た目は絵になる浅草にうってつけの風物詩となっている。

隅田川沿いでは「隅田公園桜まつり」が開催されていて、吾妻橋のたもともうきうきした花見客で混雑している。

吾妻橋から対岸を眺めると、アサヒビール本社ビルと墨田区役所ビルの間に、完成したばかりの高さ634mの東京スカイツリーが見える。
アサヒビール本社ビルの右にある吾妻橋ホールの屋上には、金色に輝くオブジェがある。フランス人芸術家フィリップ・スタルクの作品で、燃え盛る炎を形象した「フラムドール(flamme d'or 金の炎)」とよばれるものである。

吾妻橋の近くから出る水上バスや屋形船に乗って、川から両側の桜並木を眺めるのも面白そうだ。

アサヒビール本社ビルの裏庭からスカイツリーを眺めるとかなり下の方までよく見える。

墨田区役所には北斎コーナーがある。世界的に著名な浮世絵師・葛飾北斎(1760~1849)は、墨田区の本所割下水界隈に生まれ、90年の生涯で93回も転居を重ねながら、ほとんどを墨田区内で暮らして、区内の景色を始め数多くの作品を描いた。現在、北斎美術館を準備中という。