半坪ビオトープの日記


墨田区役所前に勝海舟銅像が建っている。西郷隆盛との会談によって江戸城無血開城を取り決めた海舟は、文政6年(1823)に本所亀沢町(両国4丁目)で生まれた。
生誕180年の平成15年に海舟の功績を顕彰して「建てる会」から銅像墨田区へ寄贈された。

隅田公園は、8代将軍吉宗が民衆にも花見ができるようにと開放した由緒ある公園である。
隅田川に架かる吾妻橋から桜橋の約1kmにわたり、ソメイヨシノ、しだれ桜、里桜、江戸桜など335本余りの桜が咲き乱れ、見事な桜のトンネルをつくっている。

この辺り一帯は江戸時代には水戸藩下屋敷があったため通称「小梅御殿」と呼ばれ、明治時代になってから関東大震災で家が全壊するまで水戸徳川家当主が住んでいて、震災後、隅田公園の区域に取り込まれた。広さは二万坪あって、明治天皇も幾度か訪れたという。パンの木村家が明治天皇にアンパンを献上したのがこの水戸屋敷を訪ねた時で、天皇がたいへん気に入って、以来木村家は宮内庁御用達となったという。

公園内には大木とともに桜の木も多く、桜の花の間から東京スカイツリーが見える。

水戸藩下屋敷小梅邸の汐入の池を活用して、日本庭園と姿を変えて憩いの場となっている。水鳥も多く集まっている。

公園の至る所からスカイツリーが見える。