半坪ビオトープの日記


昨年の秋に開店したばかりだが、予約をしないと入れないという、南福島に近い人気のイタリア料理店、オステリア・デッレ・ジョイエ(Osteria delle Gioie)に予約をしてから寄った。

案の定、12時前でも予約なしで断られて帰る人がいた。カウンター席を入れても28席と、店はこじんまりとしていた。

手頃なランチコースの最初は、パルミジャーノチーズがかけられている人参と大麦のスープで、少量ながら野菜の味がよく出ていた。

前菜盛り合せは、キッシュ、インゲンなどいろいろな野菜に生ハムが添えられて彩りも素敵だ。

センプリチェ(シンプル)ランチ(1380)で選んだパスタは、素揚げした南瓜とトスカーナ風サルシッチャのポモドーロで、味わい深いイタリアンソーセージに煮詰まったトマトソースがよく絡んでいる。

セコンドランチ(1680)のメイン料理、ポッリートミスト・ピエモンテ風(イタリア風おでん)は、牛の数種の内蔵を別々に煮込んだものに香味野菜を組み合わせたもので、イタリアンパセリ・ベリーソース・トマトソース・粗挽きマスタードとソースを使い分けていろいろな味を堪能できる。甘酸っぱいベリーソースが新鮮だった。
最後のエスプレッソがまた苦みが強く格別に美味しかった。こんな店が近くにあったらいいな、と思わせる素敵な店である。