半坪ビオトープの日記


アルプの里には高山植物のロックガーデンのほか、ジップラインアドベンチャー、サマーボブスレー、ミニパターゴルフ、マウンテンゴーカートなどの遊戯施設もある。
高山植物では、幻のヒマラヤの青いケシや日本高山植物の女王コマクサなどが目玉だが、どちらも既に咲き終わってみることができない。
今一番盛りを迎えて園内至る所で見かけられるのは、フウロソウ属のアサマフウロ(Geranium soboliferum) だろう。本州中部の高原に自生する日本特産種で、赤紫色の花が鮮やかである。花期は8〜9月。

こちらの花は、タデ属のナンブトラノオ(Polygonum hayachinense) という。岩手県早池峰山だけに自生する日本特産種である。花穂が短いのが特徴である。花期は7〜8月である。

この小さな黄色の花は、キク属のイワインチン(Chrysanthemum rupestre) という。花期は8〜9月。本州中部以北の高山に自生する日本固有種である。

こちらの花は、ホテイマンテマと表示されていたが、イギリスや北アフリカ原産のシレネ・ウニフロラ(Silene uniflora)である。和名はハマベマンテマという。マンテマ属特有の釣鐘型の萼が花後に肥大してふくらむ形が独特である。

こちらの紫色の花は、ミゾカクシ属のサワギキョウ(Lobelia sessilifolia) である。日本全国の山地の湿地帯に自生する多年草で、花期は8〜9月。唇形の花冠は、上唇が2深裂し下唇が3浅裂して特異で美しい。

盛りを過ぎつつあるこの黄色の花は、ユキノシタ科キレンゲショウマ属のキレンゲショウマ(Kirengeshoma palmata) という。紀伊半島、四国、九州原産の多年草で、花期は7〜9月。