半坪ビオトープの日記


箱根湿性花園には日本全国の湿性植物が約200種のほか、草原や林、高山植物が約1100種、外国の花も含めると総計1700種集められている。
四季折々に咲く花も春から夏にかけて多く、やはり秋は少ない。秋の花ではキク科の花が特に多い。
この花はアスター(シオン)属のハコネギク(Aster viscidulus) という。花期は8〜10月。高さ30〜60cmの多年草で、箱根を中心に富士火山帯の山地に多く自生する。別名、ミヤマコンギクという。

こちらの花は同属のノコンギク(Aster ageratoides var. ovatus) という。花期は8〜11月。本州、四国、九州の野山にごく普通に自生する、高さ50〜100cmの多年草

この白菊はキク属のリュウノウギク(竜脳菊、Chrysanthemumu makinoi) という。和名は、仁丹などの漢方薬に使う竜脳に似た香りの油が含まれることによる。
花期は10〜11月。本州の福島県以西、四国、宮崎県の山地に自生する、高さ30〜90cmの多年草

こちらは同じくキク属のハマギク(浜菊、C. nipponicum) という。花期は9〜11月。
茨城県から青森県の太平洋岸に自生する、高さ50〜100cmの亜低木。花が大きく美しいので、江戸時代から鑑賞用に栽培されている。