半坪ビオトープの日記


湿性花園で推奨できる花としては、4月のミズバショウや5月のクリンソウ、コマクサなどがある。
径5mmほどの黄色の頭花がたくさん集まって咲くこの花は、キク属のイソギク(磯菊、Chrysanthemumu pacificum) という。千葉県から静岡県の太平洋岸の崖に群生する、高さ20〜40cmの多年草
花期は10〜11月。葉には浅い切れ込みがあり、葉裏は銀白色で、覆輪のように見える。

こちらの黄色のキクは、アワコガネギク(泡黄金菊、C. boreale) という。名は、密集する頭花が泡にように見えることによる。別名は、キクタニギクで、京都府の自生地(菊谷)に由来する。
花期は10〜11月。岩手県から近畿地方、九州北部の山野に自生する。高さは1〜1.5mになり、盛んに枝分かれする。

この花は日本最大のアザミで、フジアザミ(Cirsium purpuratum) という。中部地方、関東地方の山地の砂礫地に自生する多年草で、高さは60〜100cmになる。富士山の周辺に多い。
花期は8〜10月。頭花は径9cmほどになり、葉も大きく、株全体が堂々としている。
私事ですが、登山家の級友がマナスルで急逝したという訃報に接し悲嘆に暮れている。
規模は違うけれど、そろそろ老後の山歩きを始めようと思っている身には、一寸先は闇だとの遺言だと思われるので心したい。