半坪ビオトープの日記


箱根仙石原は、江戸時代初期まで「千石原村」という地名で、昔から広大な原野が広がっていて、ここを開墾すれば千石もの穀物が収穫できるだろうということから名付けられたという。
しかし、火山灰土壌と湿地のため夢と終わり、屋根葺き用のカヤだけが出荷された。

園内には湿原や川・湖沼などの湿性植物のほか、草原や林、高山植物も植えられている。秋の花を代表するこの花は、リンドウ属のリンドウ(竜胆、Gentiana scabra var.buergeri) である。
花期は9〜11月。本州、四国、九州の山野に自生する、高さ20〜100cmになる多年草

こちらの青紫色の花は、トリカブト属のヤマトリカブト(Aconitum japonicum var. montanum) と表記されていたが、丈が低いのでその変種のハコネトリカブト(A. j. var. hakonense) と思われる。
ヤマトリカブトは本州中部以北に、ハコネトリカブト中部地方及び関東西部の山野に自生する。