半坪ビオトープの日記


野島崎灯台は白色八角形のレンガ造灯台で、投下までの高さが約30mある。灯台の隣にある灯台資料館(きらりん館)では、灯台関係資料がいろいろと展示されている。

野島崎灯台は、慶応2年(1866) 、英・米・仏・蘭の四カ国条約(江戸条約)によって建設を約束した8灯台の一つであり、建設したのは横須賀製鉄所雇フランス人首長フランソワ・レオン・ヴェルニーである。

展示室中央には、全長2.54m、直径1.45mのレンズが展示されている。これは、福岡玄界灘の烏帽子島灯台に使われていたレンズで、野島崎灯台の初代レンズと同サイズのフランス製である。

資料館の入り口には、1977年まで就航していた、灯台補給船「若草」の錨が置いてある。灯台補給船とは、岬や離島など道路状況の悪い灯台への物資の補給や維持管理、福利厚生のために就航している海上保安庁の船である。南極観測船に転用された灯台補給船「宗谷」の代替として、大阪商船の客船だった「若草丸」が灯台補給船「若草」となった。