半坪ビオトープの日記


先日、先輩の墓参りを兼ねて房総に出かけた。房総半島最南端の野島崎に立つ野島崎灯台は、観音崎灯台に続いて1870年に、日本の洋式灯台では2番目に初点灯した。

最初の灯台は大正12年の関東大震災で倒壊し、現在のは大正14年に再建されたもの。第2次世界大戦でも損傷し、1946年に完全復旧された。

灯台の付近一帯は野島崎公園とされていて、岬を巡る遊歩道もある。灯台の上からは360度の景色を眺めることができ、天気がよければ三宅島や八丈島まで見えるという。

遊歩道の最南端には「房総半島最南端の地」の碑および「朝日と夕日の見える岬」の看板と白いベンチがあるという。

岬の根元の方、灯台から北を見ると温泉街の裏手に小高い山がいくつか並んでいる。戦国時代に安房国を治めた房総里見氏の初代・里見義実が安房で最初の拠点にしたのが白浜城であり、その城跡がこの白浜城山である。遊歩道もあり、周辺には里見氏ゆかりの杖珠院、弘法伝説のある芋井戸や青木観音堂などがある。