半坪ビオトープの日記


季節がよければ青梅丘陵ハイキングコースを歩いたり、塩船観音寺を見ながら霞丘陵ハイキングコースで岩蔵温泉まで歩くこともできるのだが、天気がよすぎて暑すぎるのでバスで岩蔵温泉に向かった。岩蔵温泉は、江戸時代に編まれた「新編武蔵風土記稿」に温泉の効能が書かれている古い温泉である。開湯伝説では、日本武尊が東征の折この温泉で身を清め、岩でできた蔵に鎧を納めたので「岩蔵」という名がついたという。
明治時代に儘田旅館ができ、現在は数件で岩蔵温泉郷をなし、都内唯一の温泉郷といわれる。湯井は深さ1.3mで、その上に湯之権現が祀られている。アルカリ性単純泉で、泉温約20度の鉱泉である。

岩蔵温泉青梅市に属しているが飯能市との境に近く、小曽木街道と岩蔵街道の交わる静かな山里である。
道端に小さな稲荷社があった。

残念ながらどこにも説明がなく、由緒も何もわからない。

創業明治16年の老舗の儘田屋をはじめ、多くの旅館が黒沢川のほとりに建っている。
ちょうどゲンジボタルの鑑賞時期だったので、近くにある花木園の脇の小川に連れていってもらった。
ちらほらと飛んでいるだけだったが、久しぶりにホタルが舞う姿を鑑賞できた。