半坪ビオトープの日記


野島崎灯台へ向かう道の左側に厳島神社に通じる階段があり、鳥居が見える。

階段を上りきると松の木などで囲まれた参道があり、その奥に厳島神社の社殿がある。

海の神様を祀った厳島神社は1776年の創建で、野島崎灯台のできる以前からあった。
もともとここは野島という島であったものが、元禄地震(1703)で隆起して陸続きになったもので、野島崎という岬になって73年後にこの神社ができたことになる。

祭神は広島の厳島神社から勧進した弁財天で、境内には安房出身の石工武田石翁により1799年に作られた七福神のうち、弁財天を除いた六つが野ざらしになっているというが見落としてしまった。灯台の上から神社が見下ろせる。

芭蕉の句碑が二つあり、右は天保4年(1833) のもの、左は明治19年(1886)のものである。「あの雲は稲妻を待たよりかな」
ほかにも風化をうけて昭和44年に建立の句碑があるという。