半坪ビオトープの日記


三ヶ日に近いここも浜名湖湖北五山の一つで、高野山真言宗の瑠璃山大福寺という。貞観17年(875)鳳来山に創建された幡教寺を、土御門天皇のとき(1207)勅願を下賜され大福寺と改称し、現在地に移した。本堂に安置されている本尊の薬師如来鳳来寺の薬師と同木同作といい、浜名薬師と呼ばれる。境内には10〜3月に咲く「半歳桜」が植えられている。

仁王門は寺から数百m手前にぽつんと離れて建っている。左右に鎌倉時代金剛力士像を配している。

参道左の正門を入ると、客殿、書院、庫裡があり、その奥中門をくぐると庭園と宝物館がある。

江戸時代の茶人山田流元祖宗偏が愛好したと伝わる広大な庭園は、浄土苑という900坪の鑑賞式兼回遊式庭園で、池は福助池という。
中国の僧から伝来された大福寺納豆(浜名納豆)は、足利氏や徳川将軍家に献上された歴史を持つ。