半坪ビオトープの日記


建徳2年(1371)に建てられた方広寺の本堂はたびたび焼失し、現在の本堂は大正4年に完成した。間口32m、奥行き27mと東海屈指の偉容を誇る。
釈迦三尊像は観応2年(1351)の作で、元は関東の佐竹氏の菩提寺にあったもので、水戸光圀により修復されたことが記録されている。

昨年改修されたときの大鬼瓦が入り口に置かれている。

宝物展が開かれていて、山梨県出身の木喰上人の彫刻が展示されていた。

応永8年(1401)建立のこの七尊菩薩堂は、七尊菩薩を合祀した鎮守堂で、国の重文に指定されている県下最古の木造建造物である。
柿葺(こけらぶき)の一間社流れ造りは優美で、鎌倉末期の建築様式を今に伝えている。

方広寺の西の奥に三重塔が建っている。大正12年に京都の篤志家が建立したもので、「倒産よけの塔」として参詣されている。