半坪ビオトープの日記


尾根の右側には多摩の市街地が広がり、彼方には山々が連なる。やがてパノラマの丘、展望広場に着く。
多摩丘陵の西は、神奈川県津久井郡城山町城山湖後方の三沢峠、東は多摩市連光寺向ノ丘まで、全長約24kmあり、よこやまの道はその東寄りに位置する。
この展望台は標高約145mで、西の丹沢、富士山から秩父連峰、奥多摩、奥武蔵の山々が彼方に見晴らせる。西(左)から見ていこう。
一番左に大山(1252)、真中に塔ノ岳(1451)、丹沢山(1567)、蛭ヶ岳(1672)と丹沢の山々が続き、その右に数分前までよく見えていた富士山(3776)が雲に遮られながら見え隠れしている。

左から雲のかかる富士山、御正体山(1682)、三ツ峠山(1785)などの御坂山塊、右はるか遠くに塩見岳(3047)などの南アルプス連峰が見える。

手前の多摩ニュータウンの建設に伴い、約一千か所の遺跡発掘が行われたという。はるか昔、縄文時代人がこの地にたくさん住んでいたことが分かる。
左から高尾山(599)、陣馬山(855)、遠くに大菩薩嶺(2057)、金峰山(2599)などの秩父連峰、その右には御前山(1405)、雲取山(2017)、御岳山(929)と奥多摩の山々が連なる。

左から、奥多摩の御岳山、川苔山(1363)、そして武甲山(1295)、丸山(960)と奥武蔵の山々が連なっている。実に壮大なパノラマであり、冬の澄んだ空のもとで遠くまで見晴らせた。
残念なのは、ここにたどり着く数分前まで富士山が見えていたのに、あっという間に雲がかかったことだけだ。