半坪ビオトープの日記


この神門は、1867年に再建された唐破風造りの門で、この内側が神域となっている。風格があり、三島市の指定文化財である。

黒漆塗りの木製の神馬は、1868年に完成した。古くから、毎朝神様を乗せて箱根山に登るという伝説がある。神馬社は戦後に造られたものである。

1866年再建のこの舞殿は、古くは祓殿と呼ばれて神楽祈祷を行ったが、後に主に舞を奉納したので舞殿と呼ばれるようになったという。現在は、田打ち神事、豆撒き神事なども行う。

本殿、弊殿及び拝殿は、流造りの本殿と、入母屋造りの拝殿を両流造りの弊殿でつないだ、江戸時代末期の複合社殿形式の建築として、国指定文化財になっている。
1854年の東海大地震後に再建され、1867年に上棟祭が行われた。要所に趣向を凝らした彫刻が配され、装飾豊かな豪華さを誇る。
主祭神は、大山祇命(おおやまつみのみこと)、事代主命で、大山祇命は山林農産の守護神として農家の尊崇が篤く、事代主命は俗に恵比寿様と唱えて商工・漁業者の尊崇が篤い。
中世以降、武士の尊崇極めて篤く、ことに伊豆に流寓の源頼朝は当社を深く尊敬、源家再興を祈願し覇業なるに及んで社領神宝を献じ、社殿の造営を行ったことが広く知られている。