半坪ビオトープの日記


本殿の左に若宮社(若宮神社)がある。祭神として、三嶋大神の子神・物忌奈乃命、誉田別命応神天皇)と五十鈴姫命が祀られている。
かつては若宮八幡宮とも呼ばれ、三嶋大社が東伊豆の白浜から当地に遷座した当時、先に鎮座していて、次のような伝説がある。
若宮八幡の神に三嶋大神は、藁ひとつかみ分だけ土地を譲って欲しいと頼み、承諾された。ところが三嶋大神はその藁を解き、一本に長く繋ぎ合わせて広大な社地を囲んでしまったという。

こちらは見目神社。三嶋大社の祭神、事代主命の后神、波布比売命を含め六柱を祀る。若宮社と同じく1868年の再建である。

舞殿の手前右側に国の天然記念物となっている金木犀の大木がある。詳しくは、ウスギモクセイ(薄黄木犀、Osmanthus fragrans var. thunbergii) といい、花色がクリーム色でキンモクセイよりわずかに大きい。
樹高は10m以上、目通り周囲4m、樹齢は1200年以上と推定されている。枝の広がり(枝條)は約250�と驚くほど大きい。

この古そうな建物は芸能殿という。1868年に完成した旧総門の一部を改修して保存されている。