半坪ビオトープの日記


こちらは赤塚諏訪神社の朱塗りの随身門。諏訪神社の祭神は、建御名方神(たけみなかたのかみ)。創建は文明年間(1469〜1487)といわれ、赤塚城主千葉自胤が信州の諏訪大社の分霊を勧請してここに祀り、赤塚城の鬼門除けにしたと伝えられる。

諏訪神社には、平安時代から鎌倉期にかけて流行した「田楽舞」に源を発するといわれる「田遊び」(その年の五穀豊穣と子孫繁栄を祈願する素朴な祭り)が伝承され、毎年2月13日の夜に行われている。

この祭りは北野神社で行われる徳丸の「田遊び」とともに国の無形民俗文化財に指定されている。本殿手前の左右には夫婦銀杏と呼ばれる銀杏の巨樹があり、縁結び、夫婦和合の信仰を集めている。

松月院からこの諏訪神社にかけては、子ども時代に毎夏、蝶を採集しによく訪れた。特に諏訪神社の裏手の崖では、カラスアゲハ、ジャコウアゲハゴマダラチョウ、コミスジ、ヒオドシチョウなどを捕った。オオムラサキも何回か見かけたものである。