半坪ビオトープの日記


この神社は、旧上赤塚村の鎮守で氷川神社という。祭神は素盞嗚命(すさのおのみこと)と藤原広継命(不比等の子)で、素盞嗚命は赤塚城主、千葉自胤が武蔵国一の宮氷川神社から勧請したと伝えられるが、広継の祭祀の由緒は不明という。
広継は朝廷内の政争で九州に左遷、大宰府で豪族・農民を集めて反乱を起こし誅された人だ。朝廷では怨霊の崇りを恐れ神として祀っている。
改築前の社殿は区内に類を見ない古風な様式をとどめていたというが、1977年に鉄筋コンクリート造に増改築された。

二の鳥居は両部鳥居といって、厳島神社形の珍しいものである。

境内には富士塚として親しまれている御嶽神社や大黒天などがある。

江戸期の狛犬などの石造物のほか、このような疱瘡神も祀られている。