半坪ビオトープの日記


やがて階段の続く男坂と回り道の女坂に分かれ、合流した地点に権現茶屋があって休憩できる。

なおも進むと高尾山薬王院の山門に着く。総檜の重層入母屋造りの山門には四天王が鎮座している。
普通の山門では、ほとんど正面の二天王だが、ここでは持国天(東)、増長天(南)が正面に、広目天(西)、多聞天(北)が裏側(内側)に建っている。

これが宝塔槍を手に持つ多聞天である。

山門の内側には、大天狗(鼻高天狗)小天狗(烏天狗)の像が立つ。中興開山630年を記念して、平成17年に設けられた。
天狗とは何かについては諸説あるが、この修験山伏の格好をした天狗は、古くから祀られた森や山の精霊と考えられてきたものであろう。

修行大師堂には弘法大師が祀られている。その向こうに見えるのは鐘楼である。