半坪ビオトープの日記


かなり前になるが5月に見かけたこの赤い花は、オミナエシ科のケントランツス・ルベル(Centranthus ruber) という。属名は、ギリシア語 kentron(距)と anthos(花)に由来し、花冠の基部に距状の突起があることにちなむ。
和名はベニカノコソウ(紅鹿子草)、別名はヒカノコソウという。南ヨーロッパ原産の常緑多年草で、高さは80cmになる。芳香があり、花期は4〜9月とかなり長い。

明治中ごろに日本に渡来し、主に切り花用として栽培される。淡紅色や白色種もある。関東以南ならば戸外で越冬できる。