半坪ビオトープの日記


6月下旬に見かけたキンギョソウに似たこの花は、ゴマノハグサ科のアサリナ・エルベスケンス(Asarina erubescens) という。属名は、キンギョソウに代表されるアンティリヌムに対するスペインでの呼称 asarum に由来する。和名はキリカズラ属という。

アメリカ南部原産のつる性多年草で、花冠は桃紅色で径3cm、花筒は6cm。和名はキリカズラ(桐葛)という。英名は、creeping gloxinia という。

同属で花色が赤紫色のバークレイアナ(ツタバキリカズラ、A. barclaiana) とよく似ているが、そちらの葉が全縁なのと違い、エルベスケンスの葉は、形は同じ三角形だが縁にはっきりと鋸歯がある。

花期は7〜11月で、白色種も出回っている。